今日の給食__

1月の特別献立

給食週間「食べて学ぼう! 上越の偉人」



 給食週間は5日間で、5人の偉人にちなんだ献立ですが、そのうちの3日間の献立、偉人を紹介します。

 1867年、現在の上越市板倉区に生まれた中村十作は、真珠の養殖のために渡った沖縄県宮古島で、人々が260年以上も続く位人頭税という当時の税制度に苦しんでいることを知り、人頭税廃止運動の先導にたって、人頭税廃止を勝ちとった人です。現在でも、宮古島では語り継がれ、敬われている人物です。
 ということで1月23日の給食は、沖縄県で有名な食材を使った料理です。沖縄は、黒糖やもずくの生産量が多いこと、豚肉の消費が多いこと、マグロの漁獲量が多いことで有名です。ちなみに汁の丸いあられ麩は真珠をイメージしたそうです。

<1月23日> 中村十作
・ごはん  ・牛乳
・豚肉と大豆の黒糖風味
・ツナあえ
・もずくのみそ汁



 上越市民なら誰もが知る上杉謙信ですが、実は上杉謙信がヨーロッパから伝来した唐辛子を京都から取り寄せ、農民に栽培させたのが「かんずり」の始まりと言われていることを知っていましたか。また、謙信は寅年に生まれたことから、虎千代と命名され、その後、名前を景虎、政虎、輝虎、そして謙信と変えたそうです。そこで、虎をイメージした「虎あえ」が献立の一つになっています。また、謙信は梅干しが大好きだったとか。ちなみに、ほうとうは、謙信の宿敵、竹田謙信の郷土料理です。

<1月24日> 上杉謙信
・玄米入りごはん  ・牛乳
・鶏肉のかんずり焼き
・虎あえ(卵と茎ワカメのあえもの)
・ほうとう汁
・梅ゼリー



 1868年、現在の上越市北方に生まれた川上善兵衛は、ぶどう栽培とワイン造りを学び、自身の庭を開墾して「岩の原葡萄園」をつくりました。そして、ブドウの品種改良に力を入れ、ワインづくりに適した「マスカット・べーリーA」という品種を生み出しました。今回のハンバーグのソースのワインは、岩の原葡萄園の赤ワインを使用しています。また、岩の原葡萄園は、雪室でワインを熟成していることから、雪を利用して保存した野菜をサラダに使用しました。

<1月25日> 川上善兵衛
・丸パン  イチゴジャム  ・牛乳
・ハンバーグのワインソースかけ
・雪室野菜のサラダ
・冬野菜のポトフ


2024年01月24日 中野 博史